【自分で遺品整理!】遺品整理が始まったら |後悔しないための最も肝心なポイント

大げさなタイトルで申し訳ありませんが、でも本当のこと!

いいですか? 以下です!ハイ!

何かを業者に頼むなら、とにかく早く決断しないと、はっきり言って何もできない!

価値があるかは別として今まで大切にされていたモノたち、いきなりゴミ袋に詰めるよりは専門の業者に渡して、できるだけ生かしてほしい!

業者に頼まないとダメなところがある(エアコンの取り外し・粗大ゴミの搬出・資源ゴミの搬出など)、2階にあるタンスを1階に降ろすなんかもそうです。

ピアノなんかもひとりではムリですよね。

何か業者に頼むなら、たとえばエアコンの取り外しだけでも

「店舗で申し込み」「訪問見積もりのスケジュール調整」「訪問見積もり」「見積もり作成」「思ったよりも高い」他社でやり直し、「電話で申し込み」「訪問見積もりのスケジュール調整」「訪問見積もり」「見積もり作成」「思ったよりも高い」・・・

こちらは土日メインでやるつもりだったのに・・業者の方は土日祝日は休み。

店舗まで押しかけて時間のなさをアピールしても、業者のスケジュールなんか変えてもらえません!

宅配買取にしてもそうです、

「ネットで申し込み」「宅配キット到着」「梱包して発送」「到着」「見積もり作成」「思ったよりも安い」「返送」「到着」他社でやり直し、「ネットで申し込み」「宅配キット到着」「梱包して発送」「到着」「見積もり作成」「試しただけあって結構違う」・・・

お分かりいただけますよね?

「」の工程はそれだけで別の日にちになります、多くの場合でさらに間に数日かかります。

私は結局、自分だけで祖母の遺品整理をやりましたが、着物の買取や電気屋さんのエアコンの取り外しなど、あたりまえでやるつもりだったことが何もできませんでした。

上手く終えることができたのはたまたま運が良かったとしか言えません。

そうでなかったら・・と考えるとゾッとします。

条件が違ったらやっぱり業者に頼んだ方が賢いと思います。

以下に自分でやる場合にネックになる項目を上げておきますのでご参考にしてください。

該当するポイントがある場合は

ポイント!

ここで該当するポイントがある場合、自分ひとりだけでは困難です!

身内の融通が効くスケジュールよりも、

もっともっと早く業者にアプローチすることが必要です!

自分での遺品整理で ネックになる条件

・階段がある
・仕事の休みで行う
・賃貸で期限がある
・距離がある(ガソリン代)
・節約といえど基本は被相続人から
・作業が苦手

階段がある

これは計画の段階で一度、現地の通路やエレベーターの有無を確認するべきです。

階段があるとないとでは全く違ってきます。

階段でなくとも台車から降ろさないといけない通路になる場合も同じです。

ひとりで持てるようなゴミ袋でも階段が多いとかなり疲労が溜ります。

逆に言えば、部屋の中からスムーズにレンタカーまで台車のまま行けるなら、タンスや食器棚などの運搬も想像以上に簡単です。

部屋の中からここまで台車のまま!

また、解体できそうな家具であれば解体してしまえば階段などがあってもひとりで運べます(何度も往復したりは大変ですが)。

仕事の休みで行う/それでも休みを取らないといけない

マンションなどで小さなな部屋だとしても、

食器や衣類、粗大ゴミと思った以上に多くのモノがあります。

ゴミ袋に入れてもそれを置くスペースが必要ですし、狭かったらすぐに足場がないほどにゴミ袋で埋まってしまいます。

また、自分でやる場合は一般ゴミになりますので、

一度に多くのゴミを出すことはルール上できないことが普通です(横浜市の場合は45L のゴミ袋で3袋までがその週の出せる量となっています)。

私は資源ゴミ(古布・古紙・陶器ガラス・プラスチックゴミ他)の持ち込みで、資源ゴミをほぼ毎日持って行きましたが、施設への持ち込みも時間制限があり、日曜日はお休みです。

ですので、たとえば、親戚を集めて一気にやるとしても、上手くその辺をさばいていかないといけません。

また、平日の仕事ももちろん精神力が必要です、気力でやりきるというのは、あらゆる面で事故の元になってしまいますし、事故が起こってからでは節約も台無しになってしまいます。

ならば、業者に依頼して1日もしくは数日で片付けるプランをたて、自分は監督をするという方が賢い選択です。

賃貸で期限がある

賃貸の解約は最低でも1ヶ月以上前に伝えないといけませんし、1ヶ月の余裕を作るとすればその分の家賃がかかってしまいます

家賃には何も含まれていませんから、その費用を考えると業者に依頼してお金がかかっても早く終わらせた方が賢いと言えます。

距離がある(ガソリン代)

移動などの距離がある場合、何度も通う場合はガソリン代も結構かさんできます

少しづつ何回も通っているうちに何万円もガソリン代がかかってしまい、それでも全て自分の体力で運ぶとなると、作業や処分費用も併せて一気に終わらせた方が費用対効果としては良くなってきます。

節約といえど基本は被相続人から

節約したい気持ちは良いものですが、おそらくは亡くなられた方の財産からそれらの費用に充てられることが多いと思われます。

相続財産は相続人のみに法定相続分で分けるというのが基本ですから、私みたいに“孫”の立場でしたら相続人ではありませんし、作業代や費用をもらえる話で決定しているならともかく、相続財産を節約したとしても作業をしていない人(相続人)の分配が増えるだけです。

片付けを任された側としても、無理をするくらいなら業者に頼る方が賢明な場合もあります。

作業が苦手

私のように作業が好きなタイプなら要領よくできると思いますが、世の中には作業が苦手な人がいっぱいいることはよく知っています。

例えば「家具の組み立てが苦手だ」という方しかいない場合は空っぽまでの掃除や、家具を台車で運ぶにしても、たぶん人一倍難しいのだろうと思います。

こういったタイプの方の場合も事故に繋がりやすいですし、事故をしてからでは遅いですから、無理をせずに業者に依頼しましょう。

業者に依頼する場合のデメリットはスケジュール調整

マンションなどの場合は引っ越しなどと同様に事前に管理事務所に申請しないとトラックなどが停められない場合もあります。

そのようなスケジュール調整は、第三者が絡むので何かと時間(日数)がかかってしまいます

土日祝日が意外と大きなネックに!

土日祝日は業者も休みだったり、マンションの管理会社が平日に休みの場合など、それらの組み合わせを考えると1ヶ月といえども実際は話が進まない日にちが以外と多くあります

まだ時間があると考えずに、アポ取りは始めほど積極的に行いましょう。

業者が視野にある場合は最初からあたりを付けましょう!

どんな業者でもプロとしてやっている以上はすでに予定が詰まっていますのでできるだけ早くに話を始めないと思った以上に時間がかかります。

大物(粗大ゴミなど)の業者からスケジュール調整をして、場合によっては何社か見積もりを取れるくらいの余裕が望ましいやり方です。

途中であきらめて業者に連絡を取ったのでは見積もりを比べる余裕はなくなってしまいます

見積もりだけでも何日かかります、電話相談から見積もり当日と費用の計算にも日数がかかることが殆どです、こちらとしてはすぐに分かりそうだと考えてしまいがちですが、向こうとしては他のお客さんとの調整からトラックや作業員のやり繰り、置き場の調整など裏側も実際はいっぱいあるものです。

大物のスケジュール調整にあわせて小物の処理を行う

業者の下見にあわせて少しづつ自分たちでやらないといけない作業をやりましょう。

業者との打ち合わせで貴重品や重要な書類などの扱いが出てくるでしょうからそういったニュアンスを聞きながら必要なところから自分たちも手を付けていきましょう。

エアコンなどの小工事も同様にすぐにはできない!

「片付いたらエアコンを外してもらおう」これも気持ちは分かります(私もそうでした)が、

エアコンの業者も基本は予定を埋めていますので実行するまでは日数がかかります。

これも土日や祝日などを考えると来週にやってもらえれば早い方です。

できれば3週間くらいの余裕を考えておかないとこちらが焦ることになってしまいます。

エアコンの取り外しの場合は実は資格もいりませんので自分で行う、もしくは身近な器用な男性にお願いするというのも手です。

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