大きな家具の解体方法 ② 分解可能な家具 分解すればただの板!

② 重厚な板でキャップに隠れた接合金具で組んである大型家具

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せんと

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この記事では

解体しようとしたら、キレイに分解できた「大きな家具」

この手の家具は接合金具で組まれていてキレイに分解できます!

こちらでは写真のサイドボードで解体方法をご紹介いたします。

この家具のポイントは“しっかりした板”でできていて重厚、高級な家具で、後々のことも考えられていて隠されている接合金具を外せば簡単に分解できます。

この手の家具は合板ではないので劣化もなく、場合によってはリサイクル業者が買い取ってくれることもあるかもしれません。

おそらくシリーズでいろいろなバリエーションがあり、単体になってしまうと家具を統一するというメリットがなくなり、上質な家具ですが買い取ってもらえない方が殆どかもしれません。

接合金具そのものは見えないようにキャップ(フタ)で隠されていますので、パッと見では壊すしかないと思うかもしれませんがよく見れば金具を隠す同じ色のキャップが付いています。

キャップ(フタ)は目立たないのでモノをどかすまで気づかないかもしれない

粗大ゴミは元の製品での料金になるため、解体前に電話で料金を確認する

解体してしまう前に粗大ゴミセンターに電話して金額と解体する旨を伝えておきましょう。

解体するなとは言わないと思いますが何か事情がある場合もあるかもしれません。

横浜市の場合は、粗大ゴミの持ち込みヤードがあるため、解体した状態で持っていきますと伝えました。

持ち込みの日の予約は当日でも可能なので終わってからにします。

粗大ゴミの回収を依頼する場合はすぐの日程はできないので早めに予約してもいいでしょう。

解体する家具が複数ある場合はメモを取って一緒に確認しましょう。

大抵は1mを超えるかどうかで値段が変わります。

見慣れていないモノは分からなくなる場合も

最初は物量にあった余裕のあるスペースの確保

スペースの確保は肝心です!

まわりのモノを壊したり、尖ったモノの上に足を置いて転んでガラスを割ったり、手も付けずに怪我をして出血して救急車・・・こんなことにならないためにはスペースの確保が一番大切です!

スペースができない場合は先に家庭ゴミで捨てられるものを捨てたり、陳列されているモノをいったん箱に詰めて片付け、家具を移動するなどしっかりとスペースを確保しましょう。

場合によってはその準備に日にちが必要なこともありますよ。

今回はダイニングでそのままテーブルをずらせばスペースができました。

解体中はこんな感じになる

置いてあるモノは全て移動・処分する

解体方法①では古い本棚だったので中の本を処分する必要がありましたが、こちらはリビングの棚のためとりあえずは移動、廃棄するものはきっちり分けて処分します。

幸い箱に入っているモノもあるため移動も簡単でした
FAXが2台も

親の自営業時代のなごりでFAXが2台もあります。必要な場合は処分したりはしませんが、今となっては殆どFAXも使いません。

しかも、使わずに紙をセットしているとローラー部分が乾燥して紙が入っていきませんでした。

新しい方を1台残し、セットしてある紙は外し、フタをしてコンパクトな形で使うつもりです。

このタイミングで、片方の電話回線は解約、毎月の基本料金も節約

このノートパソコンも古く、クリックしても(画面上は全く動かず)数秒後に動く状態、パソコンに詳しい私ならともかくよく分からない母が使うにはもう限界でした。

必要なモノと処分するモノに分け別の部屋に持っていきました。

インターネットルーターやFAX(電話)などの配線に自信のない方は番号を書いたテープをケーブルと本体の両方に貼ってすぐに分かるようにしましょう。

ケーブル類も引っ張ったり蹴とばさないようにちゃんと片付けます。

この解体で準備する工具

接合金具がある場合は殆どの場合で解体は可能でしょうから以下のようになります。
・何かと基本のドライバーセット
・金具以外のところにはダボ(ピン)があるので抜くためのペンチ

・ダボ(ピン)や金具を放り込める箱
・下に敷くタオル数枚
・掃除機(クズやホコリはその場で吸い込む)
・軍手、上履き

ドラッグストアにもあるドライバーセット
ペンチ(これはラジオペンチですサビサビで恥ずかしい)
細かいパーツもなくさないように
板の角までしっかりしているので全体に敷きます
ホコリや木くずをその都度吸い取りたい掃除機
軍手も白くて束になった軍手は滑るので1対こんなのがあればOK
たまたまジム用に持っていたペラペラのクツを使いました

解体スタート

掃除機で周りのホコリも取ってキレイに

素人作業なら最初にキレイにすることをお勧めします。ホコリっぽいと雑になりますからね。

ずっしりするモノはできれば全体的に

そのものも重量がありますし角もしっかりしてるので、そのまま引きずったりせずに接地面全体にタオルを挟みましょう。こんな感じで反対側も。

これで移動もスムーズです。

裏側には目立つところにキャップがありますね
ドライバーセットの小さいマイナスなどで外す
ネジではないので浮いてこない

ある程度回して止まります、またネジではないので浮いてきません。これは接合金具です。
逆回しもあるかもしれませんが一般的にネジと同じく反時計回りで外した状態です。

キャップで見えにくいですが数カ所あるはずですから全て解除

接合金具を全て見つけて、反時計回りでしっかりと解除し、その後、斜めには外れないので、写真の場合は全体的に下から叩いて平行に浮かせていきます。

ダボを引っこ抜き雌の接合金具はネジになっていますのでドライバーで外します
ひとつづつ外していきましょう
叩いてもドライバーのグリップ程度

外れないからとハンマーなどで叩くよりも、先ずは見落としている接合金具がないかを疑いましょう。

接合金具を残して無理に叩くと金具まで壊しかねません!

※軍手してないじゃん、しかもひっかき傷?!(軍手・長袖は守ってください!)

バラし終わったら同じサイズの板を束ねて解体終了です。

外したキャップ・ダボ・雌の接合金具は念のためジップロックなどに入れて一緒にしておきましょう。(使われることはないと思いますが)

この家具の場合、解体作業だけならゆっくりやっても1時間程度でしょう。

この後、解体方法①でバラした廃材と合わせて車に積んで粗大ゴミ持ち込みヤードに持っていきました。

その様子は「解体した大型家具を自治体の粗大ゴミとして廃棄する」でご案内します。

解体した板を束ねて立て掛ける

今回の分の写真がなくて申し訳ありませんが、これらの板を束ねて立て掛ければ必要なスペースは大したことありません。

持ち込みせずに回収を依頼してもこの程度の板であれば当日の朝に1人で運んでも大したことはありません。

大型家具の廃棄の参考にしていただけたら幸いです。

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